予期される痛みと出血

ここでは12週未満の妊娠で、薬を使って中絶をした場合に予期される痛みと出血を記載します。 中絶ピルを使って中絶をする過程には、当然、出血や腹痛を伴います。多くの女性は自分が経験する痛みや出血が異常であるのか普通であるのか当然気になります。

中絶ピルを使って中絶をする過程には、当然、出血や腹痛を伴います。多くの女性は自分が経験する痛みや出血が異常であるのか普通であるのか当然気になります。

ここでは12週未満の妊娠で、薬を使って中絶をした場合に予期される痛みと出血を記載します。

中絶を行なってすぐに予期される出血と痛み

通常、ミフェプリストン服用後に副作用は出ませんが、時々、少量の出血・吐き気がある場合もあります。

最初のミソプロストール服用後、4時間以内に出血や腹痛が始まります。4時間というのは目安で、若干それより後になることもあります。ミソプロストール服用後よくある反応は、吐き気、嘔吐、下痢、頭痛、めまい、ほてり、微熱、震えなどです。これらの症状が出ないこともあります。出血は、多くの場合、中絶が始まったサインです。中絶が進行しすると同時に、出血と腹痛も重くなっていき、最もひどい出血は、最初のミソプロストール服用後、約2時間から5時間以内に起こります。激しい腹痛と出血は、3時間から5時間続くことが一般的ですが、個人差があり、3-5時間よりも短い時も長い時もあります。

妊娠数週が進んでいるほど、出血の量や、腹痛は激しくなります。妊娠してから子宮内に作られた組織等が押し出されているため、多くの場合、出血に塊のようなものがあります。出血と腹痛は、その後24時間以内に徐々に低下していきます。痛みと出血がピークを迎え、その後、低下していくのは、中絶が起こり、終わりつつあるサインでもあります。

中絶後の出血と痛み

通常、出血は月経よりも多く、中絶を行なった後も出血が続きます。出血は、数日間続くこともあれば、数週間に及ぶこともあります。1週間から3週間程度軽い出血が続きますが、その期間は様々です。薬を使った中絶後、月経は4-6週間後に戻ってきます。中絶を行なった最初の月経で、子宮内に残っている組織が外に出され、子宮の中はだんだん綺麗になります。

合併症について

以下のような場合には、すぐに病院を訪れてください。

-大量出血。

出血が大量であるか、普通であるかの基準は、1時間以内に生理用ナプキンを2枚以上使うかどうかです。ナプキンを1時間に2枚以上使う量の出血は、大量出血です。

-通常より大きな塊が出る。また、オレンジ一つ以上大きい塊が出るような場合も、普通ではありません。このような場合、すぐに医師を訪ねて下さい。

-痛みがどんどん酷くなる。

通常、中絶が成功していれば、痛みは24時間以内に減少していきます。ですが、痛みがどんどん酷くなる場合、すぐに病院を訪ねてください。

薬を使った中絶と流産は全く同じ症状なので、「流産したと思う」と伝えて下さい。私たちの指示通り、薬を口から服用したならば、薬は、血液検査を含むどのような検査にも現れません。もし、膣から薬を服用した場合、指で薬が確実に溶けているかどうか確認して下さい。膣に挿入した薬は4日後まで発見される可能性があります。

ここに書いてあることは、あくまでも、一般的に言われていることで、個人によって、出血や痛みは若干異なります。心配だな、と思ったら、ためらわずにすぐに病院に行ってください。自分の体を守ることはとても大切です。

他にも質問があれば、以下にメールをお送りください。info@womenonweb.org