中絶薬を使って中絶をするために必要な条件

ここをクリックして中絶薬を支える条件を読む。

薬を使って中絶できる条件とは何でしょうか?また、中絶できない時とはどのような時でしょうか?

中絶にはいくつかの異なる方法があります。日本の病院で中絶を受ける場合、全てが外科手術となります。日本の病院で中絶を受ける場合に必要な条件を知りたい方は、こちらをクリックしてください。

このページでは、中絶ピルを使った中絶はいつできるか、また、どんな時に中絶ピルを使ってはいけないかという点に関して説明します。

中絶ピルを使って中絶をするために

次の点が全て当てはまれば、あなたも中絶ピルを使って中絶をすることができます。

-妊娠を中絶すると決めていて、迷いがない。

-中絶ピルを使って中絶する時点で、最終月経が始まった日が12週以内である。

最終月経が始まった日を覚えていれば、次のリンクで妊娠週数を計算することができます。

-万が一緊急事態の場合、1時間以内に病院に駆けつけられる。

どのような状態が緊急事態か知りたい方は、以下をクリックし、「合併症」を読んでください。

-中絶ピルを使って中絶をしている時に傍にいてくれる人がいる。

中絶ピルを使って中絶をしている時、誰か信頼できる人がそばにいるようにしてください。万が一、合併症がひどい時病院に代わりに電話をしてくれたり、手伝ってくれる人がいることはとても大切です。どうしても中絶を一人で行わざるを得ない時には、以下の2点に留意してください。

-何かあった時、自分ですぐに病院に電話をできる状況を作って降りてください。電話でなくても、何らかの形で病院に連絡を取れるようにしておいてください。

-近所の人、友人や家族など、すぐ近くにいる人に、「気分が悪いから少し休む」と伝え、中絶ピルを服用した後の時間帯に様子を見にきてくれるように頼んでみてはいかがでしょうか?もし、ひどい嘔吐をしていたり、痛みが止まらないなどの合併症の症状が出ていれば、対応してくれるようにしておくのです。その際、中絶ピルを服用した、と伝える必要はありません。流産したようだ、と伝えればいいのです。

次の点が一つでも当てはまったらできません。

-誰かに中絶を強制されている。

-あなた自身も中絶をしたいか分からない。

-ミフェプリストンかミソプロストールにアレルギー反応がある場合。血圧降下、血小板の凝縮阻害がある場合。

-慢性副腎皮質不全症、出血疾患; 出血性疾患、遺伝性ポルフィリン症を持っている場合。

-子宮外妊娠の場合。

-IUDを装着している場合。

-同伴してくれる人がいない場合。パートナーや友人あるいは信頼できる人に、中絶ピルを使って中絶をする間一緒にいてくれるように頼んでみてください。

 

中絶ピルを使った安全な中絶

日本では、女性が、中絶ピルを使い、自宅等で自分で妊娠中絶をすることは許されていません。ですが、世界保健機関(WHO)は、12週までの妊娠であれば、薬を使い、安全に中絶をできることを確認しています。

中絶ピルが合法である国では、女性が中絶ピルを使い、自宅で中絶をしています。日本の女性からも、初期の妊娠ならば、なるべく自然流産に近い形で中絶をしたい、という声が多々聞かれます。中絶をする手段を選択できない、ということは、女性の性と生殖の権利が保障されていない、ということです。私たちの団体、Women on Webは、自分の国で中絶することが難しい、あるいは困難である世界中の女性を支援しています。

中絶ピルに関して質問がありましたら、info@womenonweb.org にメールをお送りください。