薬剤による中絶を行う時、なぜ一人で行わない方がよいのでしょうか?また、一人で行わなければならない時はどうすればよいのでしょうか?

誰か信頼できる人が一緒にいるところで、薬を服用することを強くお勧めします。ただし、薬による中絶を一人で行うことを選んでも、必ずしも危険ではありません。電話の近くにいるか、医療提供者に問い合わせることができる手段を取れるようにしておいてください。誰か(近所の人や家族や近くにいる人)に具合があまりよくなくて、少し休む旨を伝えておくとよいでしょう。ミソプロストールを服用後、その後で大丈夫かどうか確認してくれるよう頼んでおくこともできます。そのようにすれば、万が一合併症が発生した場合、誰かに助けてもらうことができます。同時に、他人にはあなたが薬による中絶を行ったことを知らせなくてもかまいません。他人には流産しているかもしれないと言うことができます。

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研究によると、妊娠中絶薬の服用の成功率と安全性の結果は、遠隔医療サポートのもとで家庭で行われる場合と医療施設で対面で行われる場合と同等でした。世界保健機関(WHO)は、薬剤による中絶の自己管理が安全で、実行可能で、受け入れられることを確認しています。このセルフケア介入に関するWHOガイドラインによると、薬剤による中絶の自己管理は非侵襲的で費用効果が高く、個人の自律性も向上させます。

万が一重篤な副作用(長期にわたる痛み、激痛、出血、けいれん、発熱、吐き気、嘔吐、下痢)が発生した場合は、医療機関で治療を受けることができるよう手配してくれる人が必要です。