中絶の成功とはどのような状態のことをいい、自分の中絶が完了しうまくいったかどうかはどうすれば分かりますか?

妊娠の進行が止まり、さらなる治療が必要ない時、薬による中絶が成功したといえます。研究によれば、妊娠第9週までにミフェプリストンとミソプロストールを用いて薬による中絶を行う99.5%の女性が妊娠を終了しています。さらに治療が必要な女性は3%のみです。97%の中絶において、女性の体は医療の介入なしに体内の残留物を自然に排出しています。中絶が過程(process)であることを理解するのは重要です。子宮が空っぽになり中絶が完了するのには時間がかかります。血液や血栓の排出が13週間以上継続するのは普通です。女性の体はみな違います。

激痛や長引いて継続する多量出血、異常な膣分泌物や発熱がある場合、合併症の徴候であり得るため、医療処置が必要です。中絶がうまくいったかどうか疑問が残る場合も、医師のもとに行き、超音波検査を行う必要があります。

多くの女性が、中絶が成功したかどうか分かります。吐き気、乳房の圧痛、頻尿といった妊娠の徴候がなくなるのを感じたり、胚が排出されるのを見たりします。中絶をした23後に超音波検査を受けることで、薬が効いたかどうか、妊娠が終了したかどうかを既に知ることができるものの、ミフェプリストンを服用してから10日間程度、超音波検査を待つのが最善です。それは、ミフェプリストンの服用後、7間経っても、完全に中絶が完了している割合は23%にすぎないからです。

簡易な妊娠尿検査は、薬の投与後3週間後にはじめて行うことができます。その理由は、3週間より以前の場合、妊娠ホルモンがまだ体内に残っているため、検査結果が誤って陽性反応を示すかもしれず、結果の信頼性が乏しいためです。体が細胞組織や血液を完全に排出するまで、数日から数週間(次の月経まで)かかるかもしれません。超音波検査によって、子宮残留物を見ることができます。一部の医療提供者は真空吸引を推奨するかもしれませんが、痛み、発熱、または感染の兆候がない場合は、待って自然に子宮を空にすることをお勧めします。外科的治療は、リスクを伴う侵襲的な手技です。

詳細情報

研究は、特にミフェプリストンを含むレジメンの中絶では、中絶が無事に完了したかどうかを大半の女性が正しく評価できることを示しています。薬による中絶後の診察女性の自己評価を比較した研究では、自己評価は診察に劣らないという結果であり、医療資源の節約につながり得ることがわかりました。